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スタディツアー体験談

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平澤直人さん

薮下 直子

宮脇由里子

阿部興二

佐藤祐三

 

 

2度目に訪ねたレイテ島
「未来の夢プロジェクト」を携えて 
阿部興二

 昨年は「水牛家族」の活動に国際ロータリーの一員として何かお手伝い出来ないか、探しのスタディーツアー参加でした。私が所属しているクラブの仲間6人が同じ目的をもってツアーに参加しました。そのことは竹見さんやスタッフにも話してはいませんでした。帰ってから通信で初めてお知らせしたのでした。今回は国際ロータリー財団の「未来の夢計画」を具体化するために提出する資料をそろえることと、オルモックベイロータリークラブと一緒にやりましょうの合意を得る目標がありました。
 竹見さんにくっついて先発したのも、火曜日が例会のベイロータリーとの話し合いを設定して、合意を進める為でした。例会の火曜日までは時間がたっぷりありましたので、同行の事務局担当の佐藤祐三君に「例会では我々が今回来た目的をはっきりと英語で挨拶する必要がある。またレイテ島農村の改善等についてもプレゼンをしたい。それと両クラブの交流も深めたい」と難しい注文を出しました。祐三君はそうだなと言って、和英と英和、二つの事典をめくりながら英語の挨拶文を書き始めました。その間私は手伝いも出来ないので、じゃましないように無言のストレッチ体操でエールを送る役をしていました。ロータリーの例会に出席したのは竹見さん、マラーテさん、事務局のティムさんを加えて5人、事前の準備に期間をかけた分、何もかも事はうまくはこびました。三日後にリボンガオの農園センターで会うまでに「協力します、一緒にやりましょう」の合意文書を用意し、サインをするまでに準備しましょうと言ってくれました。
 世界中のロータリアンから集められた財団の金を動かそうなんて大それた事と思っていたが、ここまでは来た。
 「ロータリー財団の使命」;ロータリアンが人々の健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成出来るようにすること、とあります。そして6つの重点分野の中には「母子の健康」と「基本的教育と識字率の向上」がある。
戦争で稲作の重要な働き手であった「水牛」を失った貧しい農村に、25年間で100頭以上もの水牛を市民のカンパによる資金で送り続け、喜ばれてきた実績があります。「水牛家族」を支援することがロータリー財団の使命に繋がることになると信じたのです。
 すべては調子よく事が運んだのも、人生という旅を終えて、故郷に帰る旅をしながら、私たちの背中を押して応援してくれた、「水牛家族の子供達」の青田みのりさん、と、おっ母ァーのお蔭だと思えるのです。※1
 水牛が歩むが如き、でもいい、一歩一歩前に進んで夢を実現したい。
 温厚で譲れるおおらかさの文化で育つ、レイテ島の貧しい子供たちに寺子屋を、お母さん達にも稼げる仕事を、
「喜ばれて、嬉しくなる夢を・・・・」ありがとうございました。

※1 阿部さんは、文通を通して「水牛家族の子どもたち」のプログラム担当だった故・青田みのりさんと交流がありました。また、お連れ合い。協子さんを今春亡くされた現在、熱心に水牛家族の支援プロジェクトに取り組まれています。

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