KAIBIGAN コミュニティ・センター&シェルター

 

ずっと、ずっと、住み続けたい!

ここで生まれ育ったボクたち・わたしたちは、ここでおとなになって、この島の未来を担います。
気候変動や地球温暖化の影響が心配されますが、生まれ育ったこの土地を愛する気持ちに変わりはありません。
2013年11月、巨大台風ヨランダに襲われ、何もかも奪われたこの地域で、
今<シェルター>の建設が計画されています。ぜひ手を貸してください。
そしてあなたも、共に働くボランティアの輪に加わってください。
地球の、希望ある未来のために!

共に生きる仲間の家
建築の提案-建築家 入之内 瑛

100年に1度あるかないかの、予測をはるかに上回る自然災害に対して建築はどうあるべきか・・という命題に答え、建築を2つの側面から構成してみた。
ひとつは災害に向き合うためのシェルター(避難場所)、もうひとつは人びとの日常に対応した、より快適な空間。
シェルター部分は、耐震・耐風を強化した鉄筋コンクリート造りで半地下とし、ふだんは食料や生活具の保存、貴重品や資料などの倉庫として使う。
一方、屋上部分には、周辺地域で得られる竹、ラタン(藤)、アバカ(麻)、ニッパ椰子等を主材料としたルーフ構造とし、人びとが自由に集い、会合や作業に使う設計にした。
なお、屋上部分が自然災害等で破損した場合は、地域住民の手で修復可能な作りとなっている。共同で作業することで技(わざ)が伝承され、共に生きる心も維持される。
建築はそこに暮らす人びとの心に沿ったものでありたいと願い、シェルター兼コミュニティ・ハウスという二つの側面を併せ持つ設計にしてみた。


◎建築概要
構  造:1階(半地下)鉄筋コンクリート壁式構造 2階(ルーフ)主屋根構造=A案鉄鋼(H鋼、又木集成材)アール加工 
B案 孟宗竹アール加工(中間接合)その他、壁、屋根材は竹、藤の下地にテント、木皮等
建築規模:1階90㎡ 2階90㎡ 計180㎡ その他アプローチ約36㎡ 側面作業場45㎡
建築用途:集会施設、避難ハウス、家畜小屋、収納庫、多目的アトリエ&製作工房など
建築工事費見積もり:A建築工事費算定・・1800万円 B設備工事費算定・・270万円 C工事諸経費、行政対応、許可費など・・300万円 D総計・・2400万円
*日本で建設した場合を想定し、そこから導き出した見積もりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


inserted by FC2 system